2016年2月8日月曜日

気と身体の案内図として、、




 
 序として

 このブログでは、気と身体の移ろい展開し、あやなす様相を
 様々な視点からお届けしようと思います。

 それは整体法であれ操法であれ、気応であれ感応であれ
 身体気法であっても、身体と外気象、内気象、、
 外界の変化によって移ろいゆく身体、、
 内界の要求によって変化し続ける身体、、、、

 それら、一切の模様を探っていこうと思います。











2015年12月2日水曜日

和装(着物)動法






回転動法を、和装(着物)用に
つまりは、女性版に作ってみました。





短めの扇子や組み紐のようなものを持って
可能であれば、和装、無理ならばスカート等で
両膝を付けて回転します。

理想としては最終段階で、
膝および踵カカトもつけて、回転するのが目標です。

回転するごとに、腰は低く沈んでいくのが要点です。
腰高になったり、腰の反りが無くなってくるようだと
修正しないといけません。

足裏は床に着き、すり足のまま回転します。
沈むごとに丹田に中心点がまとまるように
進んでいきます。

出来るようになったら、
次に手のひらを返しながらの手踊りのような
第2段階の和装回転があります。











 

2015年10月19日月曜日

2015秋の操法を組み立てる






身体気法会のHP、ブログの季読み帖にて、公開した「二側の
季節」のポイントを活用して操法と体位法を組み立ててみる。


                   画像が小さくて見づらい場合はyoutubeにてご覧ください。

           ※手前の部分が邪魔で見ずらく申し訳ありません


もともとはこの時が9月の中旬で、季節のポイントを観つけつつ
組み立てていったもので、1ヶ月を経てもなお有効で、10月の
中旬の今は、二側の呼吸器系の痞えが目立ち始めていて
喉から始まる呼吸器の風邪が流行りはじめています。

①足首、前面のポイントを掴まえつつ足の開き、立膝の角度等を
探りながらお腹の「硬いポイント」を狙って「位置」を見出す。

②足の位置を見出すときにも、コンパスとした膝下の急処を
活用し、脇腹の上部、裏側腹に響くよう足を内側に閉じるか
開くかを観つける~開きで擦り上げるか、閉じで擦り上げる
かで、その逆を取る

②-2観察者の観ている位置は、下頸(肩から首への中間あたり
の血行の急処)で、脳の血行、脳から下がってくる血流の痞えを
観つける処です。

③体位を取り、ポッと抜く。





画像が小さくて見づらい場合はyoutubeにてご覧ください。
               ※対位法を組み立てているところ

①上記の操法と同じ要領で、これは一人で体位を取り
行気法として活用する方法を探っています。

②摺り足で上げ、膝を決め、腕の開きで裏側腹の発散を
促進させています。

③型が決まったら、しばらくそのままで行気します。
その後、くの字に曲げた足を使い、少しショックを使って
詰めを決めておきたいところだったのですが、
失敗しています。、、、、
(こののち、足の指のどれかに手の指を引っかけて
 引き上げてスパッと離すという決め押しが出来上がり
 ました~季読み帖に紹介)
















2015年7月12日日曜日

梅雨の操法~2015











                   画像が小さくて見づらい場合はyoutubeにてご覧ください。
        


画像が小さくて見づらい場合はyoutubeにてご覧ください。



画像が小さくて見づらい場合はyoutubeにてご覧ください。



画像が小さくて見づらい場合はyoutubeにてご覧ください。











2015年5月27日水曜日

春の2種体勢の操法







   これは、5月の半ばの体勢の修正操法です
   すでに2種的な体勢が濃くなっており、
   頭の緊張過度が抜けない体勢となっています。
   
   2種体勢とは、脳神経の連絡が遅鈍して
   頭の中のあちこちで連携不全となった状態で
   個々の解決されない「気がかり」が何一つ
   改善されないまま、ごろごろと山積みとなって
   頭の中で吹き溜まっているような状態です。
   
   当人としてみれば、「気がかり」ばかりで
   眠れず、かといって気持ちも沈み、妙案など
   まったく見つからず、終始ぼおおとした状態で
   不安と焦燥感だけが先走るという、非常に苦しい
   状態なのです。

   
   4月の終わりころから5月の初めにかけて
   足裏の重心は、徐々に踵(かかと)から
   足裏の側縁に転移していました。

   この第5指の中足骨の下縁から踵までの外側の縁に
   鬱滞点である「硬結」が見つけられます。
   
   


                                    画像が小さくて見づらい場合はyoutubeにてご覧ください。
 
 
     以下、記事は続きます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

2015年5月11日月曜日

初春の身体を整する




    


   今季は、春の蠢動ともいうべきかっきりとした節目が
     判りづらい、おとなし目の季節の変わり目であったこともあり
   上胸部の春らしい鬱滞が下半身に繋がりにくい状況だった
   のです。
   通常であるなら、これから消化器がぐんぐん活発に活動し
   はじめ多くの問題が下肢に現われるのですが、
   この春の初めの身体は上半身と下半身がバラバラな状態で
   お互いに引っ張り合いをしながら、グダグダな感じで
   春の身体への移行を進めようとしています。


 
 
                                    画像が小さくて見づらい場合はyoutubeにてご覧ください。
    

   2月の終わりの身体への対応です。
   春の始まりの身体の痞えを観つけて対処しようとしています。

   ①まず、上肢のどちらかを選択します。
    肩の穴の気の通りであるとか、頸椎部からの流れなどから
    どちらかを選びます。

   ②指の振れを観ています。
    まず末端の指などに鬱滞状況が表われるのです。
    ツンと弾いてみて動きの鈍いもの、返りの悪い指を
    観察し、その指からラインを見通します。


   ③ラインの道筋から鬱滞ポイント(中継ポイント)を
    見出します。
    各ポイントの処を遡っていくと、胸椎の出だし点が
    見つかります。

   ④この方の場合、胸椎2、3番に入りました。
    この上肢の痞えを、指の股をつまんで引っ張ることで
    抜くのです。
    上手くいくと、出だし点である胸椎にまで及びます。
    ※指の股 →
    http://kiyomi-kihou.seesaa.net/article/413767469.html

   ⑤指の股つまみは、かなり痛いのです。
    それを引っ張るのですからさらに痛い、、
    しかし、この方のように胸椎部にまで及ぶことは
    難しいのです。
    それは、邪魔をし、飛んでしまう処があるからです。
    この方の場合、それを逆側の肩を寄せることで
    繋げられたのです。




                                          


    ⑥胸椎部への働きかけをした後は、頸椎をたどり、頭部へと
     上がっていくラインを観ていきます。
      
     頭部の前側上部にツノが出来ています。
     (頭部第2調律点のやや、斜め上あたりです)
     これを確認し、ここに連動する耳の上にある頭骨の穴の
     縁の硬張り~分厚い感じ~を観つけます。
   
    ⑦この耳の上のフチの硬張りを弛めます。
     型としては、頭部第2のあたりのツノと合わせるように
     フチの硬張りを情報に上げて抜くのです。

    ⑧しかし、これがなかなか上手くいかない、、
     頸椎と肩の捻れが引っかかっているのです。
     この連動を邪魔する突っかかりを方向性と型で
     焦点を掴むことで集注密度を亢めて施法するのです。





                                         
 


    ⑨頸椎の偏りが上手く掴みにくいようです。
     非常に微妙であり、難解なのです。
     これには習熟と感応密度とラインの明確な把握
     が必要になるのです。

    ⑩上胸部の痞えをひとつ取り除くと、頭頂部からの
     気の発散はスムーズになり、下半身への繋がりが
     生まれてきます。












 
 


       

ラインを見つける ~ラインとは何か











  身体には、ラインと云うものが描かれています。
 
  ラインは、季節の変化に呼応して
  エネルギー分散の鬱滞に伴い、その系統の筋道を生むのです。


         

 
 
  さて、この方のラインは何処にその道筋を描いて
   いるでしょうか、、、?
 
 
 
  
 
  ここ(下図)にラインが生まれています。
  この初春の上肢の痞えが現われているのです。
 
  さて、どこに、どのように描かれているでしょうか、、。
 
 
  ~画像によって、何故
   痞えた部分、エネルギーの不全が読み取れるのか、、
   これは何とも、答えようがありませんが
   実に大まかに、しかし的確に道筋が浮かび上がっている
   のです。 
  
 


 
 
 
  このオレンジのラインが、上肢の痞えたラインです。
  第5指(小指)の根元付近から手首、
  肘にひとつポイントがあり、肩の三角筋前部に
  落ちて、肩甲骨周辺に回りながら
  胸椎8番辺りに入っています。
 
  これには裏のラインがあり、腕の内側に回りながら
  鎖骨窩、そして胸骨の3、4枚目の溝辺りに入って
   います。
 
   この裏のラインとは何かと云うと、表のオレンジのラインの
   ポイントやラインそのものを決定づけている「鈍り」の
   鬱滞し、奥に隠れている原因のラインであると云えます。
 
   これらは呼吸器の疲労が上肢(腕)に痞えており、
   最終的に胸椎7,8番に入ることから、胸骨の片側縮み等を
   引き起こしているものだと考えられます。
 
   この鬱滞域が、やがて春本番の気の上昇に伴って
   頸部から頭部への流れを阻害する要因となっていくのです。
 
 
   右半身の薄紫のラインは、今はまったく隠れて身体に
   ストックされたままで、動いていない鬱滞ラインです。
   しかし、この人の季節の変化である体勢の転移に常に
   影響を及ぼしているであろう起因たる帯域といえます。
 
   ここに触れても、ゆすぶっても、そのままでは全く何の反応も
   示さない処で、ここを揺り動かし変化をつけるには
   いくつかの迷路のような道筋と手順と機会を観つけなければ
   なりません、、、。